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リアム・ギャラガーが絶賛 DMA'S『For Now』を予備知識なく聴く

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 以前ツイッターで元Oasisのリアム・ギャラガーが絶賛の全く聴いたことのないDMA'Sのセカンドアルバムを遅ればせながら一聴してみた。

  思い立ったら吉日、早速購入。まず日本盤のCDの帯にはオーストラリア、シドニー出身の3ピースバンドと書かれている。帯に小さく載っている3人の写真はハゲてるのか2人がキャップ着用で3人ともルックスはパッとしないだから写真が小さいのか!?アルバムのジャケットも3人のルックスの悪さをごまかそとしてるのか露出を強くして顔を飛ばしているようだ。逆に、ルックスが良すぎてアイドル的人気を避けるためにルックスをぼかす場合もあるとは思うが、この小さい写真を見る限りそれはないと思う、、、。

  なんか流行りのEDMとか呼ばれてる打ち込み過多の代わり映えしない要素の強いバンドなのかと勘ぐりながら、プレイオン。冒頭のリードトラックのFor Nowはバンドのグルーヴとシンプルなメロディーにストレートなボーカルで押していくキラーチューンで一瞬で持ってかれた。KasabianのClub Footみたいなカッコ良さと、同じオーストラリアのバンドで2005年頃デビューしたThe Morning After Girlsの白と黒のグルグルジャケットの二枚のアルバムの曲群と同じ勢いを感じた。これは何度も聴きたくなる。

  そして二曲目に突入、イントロが終わって「ん、、、」、ボーカルが全然リードトラックと違う!?今の流行りなのかエコーとリバーブをやたら効かせたボーカルになっちゃた。次の曲はあれ!?その次は!?そのまた次はと、、、!?あれ最初と全然違うバンドだよこれは!?ドリーミーなポップソング満載のアコギとジャングリーなギターが鳴り響くアルバムだよこれは。

 4曲目のIn The AirなんてBig Starの『#1 Record』(1972年)の中に 混じっててもおかしくない。9曲目なんてThe Stone Rosesの『The Stone Roses』(1989) のやPrimal Screamの『Sonic Flower Groove』(1987) に近い形だ。全体としても同じオーストラリアのThe Vinesのドリーミーな部分により近い楽曲群で最後までこの甘い雰囲気のポップソングが続いていく。これはこれで冒頭の曲とは全く別で聴いていて悪くはない。2曲目から聴くならアルバムに統一感が出て良質なポップアルバムだと思う。

For Now

For Now

  • アーティスト: DMA's
  • 出版社/メーカー: Infectious Music
  • 発売日: 2018/12/28
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

  だがデビューアルバムを全く知らないのでわからないが、1曲目がファーストアルバムに近くて2曲目からが全く違うのか、それとも逆に2 曲目からがファーストアルバムに近くて1曲目が全く違うのか。アルバムを一聴した時に1曲目で夢中になると2曲目から急に全く違う音響に変わるので、痛い目に合うような。1曲目でこのバンドいいなと思ったせいで、違和感を感じたまま聴いたのでかなり辛くなってしまった。

 なので、キラーチューンではあるが、この曲「For Now」はアルバムのことを考えたら外すべきだと思った。そう思ったら、以前に同じオーストラリアのバンドで Motor Ace の『Shoot This』(2003)もリアムの褒めたキラーチューンの「Carry On」がアルバムの冒頭に入ることで変な感じになることを思い出した。

 だからと言って、このバンドのアルバム『For Now』が嫌いなわけではなくて、1曲目の「For Now」を飛ばして二曲目の「Dawning」から通しで聴くか。シングルだと思って1曲目だけ聴けば完全にありのアルバム。

 しかし、この分離は本当に惜しい感じがする。でも今や時代はCDやレコードが売れてないからトラック単体をダウンロードしてる時代だからありなのか!?それでも、2曲目から最後の「Emily Whyte」まではアルバムとしての統一感バリバリでそれはそれでいいんだよな。

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