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B級映画 登場人物セコい人だよ全員集合映画 『No.22 怒りのチェイサー』 (2018)

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22 Chaser

No.22 怒りのチェイサー

 今日は遅い朝飯を昼頃に食べてから、本を読んで暇だったので暇つぶしにWOWOWでつまらなそうな映画がやっていたので無理やり観て観ました。まず原題が『22 Chaser』でダサい。さらに邦題が『No.22 怒りのチェイサー』でもっとヒドい。あと、22番て誰にも思入れがない番号じゃないかな。全くその番号で思いつくスポーツ選手もいないし、何か格言めいたものにもかかっていないと思うし。

 そして、案の定全くNo.22が重要な物語のキーワードでもなかったという、、、。私の中で邦題はありきたりでいいんでよくて主人公の名前で『ジャック・ラビット』の方が観ていていいんじゃないかと思いました。内容もありきたりじゃないようでいてありきたりなんですから。

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 映画の内容 

「物語は生活に困窮したレッカードライバーが怒りを爆発させる異色のサスペンス映画です」と説明文に書かれていたんですが、観ると生活に困窮した真面目でお人好しの小市民のドライバーが怒りを爆発させる極めて真っ当な映画ですといっていいのではないかという映画です。

   主人公は駐車違反の車を運ぶ安いレッカーの仕事を請け負う会社の従業員で、夫婦共働きでもお金がなくて、300ドルの自転車を息子に自転車を買ってやりたいと思って借金をすることで日常がちょっと壊れていく内容で、ちょっとB級ぽいけど面白そうな触りはあるんです。

   また、妻に言い寄る友達やケチな社長、警察の無線を傍受して事故車両の自動車をレッカーしてお金を掠め取っていくチェイサーと呼ばれる登場人物が出てきて期待はさせるんです。すごい争いや共感できる苦悩なんかを、、、。

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 裏切られる期待とは裏腹の変な魅力 

  でも、全くそんなことがない、、、。とにかく、全員セコいんです。全員金にある意味困っていてセコい小悪党しか出ない。小市民の主人公に対してせめて超悪党を対比させてくれよと思うんですが、映画の制作費もセコいのか俳優も普通っぽい人しか出なくて演技もそこそこいいから変に観れてしまうセコさ。

 車が出てくる映画なので、激しいカーチェイスを期待しちゃうんですが全くなくて、同じ高速道路をちょっとスピード出して走るぐらいで、全く映画にスピード感がないんです。生活の描写を丁寧に作り込み過ぎていて物語はよく理解できるんですけど、なんせ間延び感が半端じゃないし、音楽も弱くて煽られる要素がゼロなんです。チェイサーなのに、、、。

 主人公の生活が大変なのはわかるんだけど、小さいコミュニティで小さくやり取りして小さくまとまるので、もちろん感動しません。そして、結末がダサくて観ているこっちも変に落ち着いちゃうんです。

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 セコくまとまった映画の中での唯一の光とは

 また、この映画の一番の見どころで感動するのが、カナダの市街地とちょっとした郊外の風景や主人公たちの撮り方がやたら綺麗に上手く撮られていて、そこはいちいち感動するんです、話は全く関係なく。うまいんです風景の撮影が。

   そこも含めて変に何の感情もなくただ落ち着く映画でした。そうそう書いていて思いつきました邦題は『小市民 ジャック』の方がいいです。

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