前回買おうとしたおさらい
前回は『鬼門街』の15巻の発売を知ってから急に買おうと思った際に、Amazonで注文だと早くても翌日だし速攻で読みたいと思って、近所の本屋から電車にまで乗って探したが全くなくてがっかりしたことを書きました。
今回は反省を生かして予約注文
ですので、今回の最新刊の第二部『鬼門街 KARMA』の第1巻は前回の反省を生かして、近所の有隣堂的な本屋で予約注文して発売日に買ってみることにしました。
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全く実らぬアピール作戦
そして、予約注文なので有隣堂的な本屋にこの漫画に興味がある人間がいますよとちょっとアピールしているつもりだったのですが、全く効果がなかったようです。この有隣堂的な本屋の在庫検索なるものをかけても自分が買った店舗にはあいかわらず置かれてないようですし、都心を中心に40店舗近くあっても取り扱っているのは極わずかなようです。
それで、暇だったので『鬼門街』の1巻から在庫検索の状態を見てみますと、横浜の西方的な店舗だけがかろうじて10巻から取り扱いをはじめているようです。これはもし前回と同じように急に読みたくなって買いに行ったら、西方見聞録になる恐れがあったのかと、便利なようで不便な感じがするアンビバレントな感情が出てきます。
第二部 『鬼門街 KARMA』の簡単な感想
そうそう肝心の第二部の『鬼門街 KARMA』の1巻についてですが、引っ張りますねというのが正直な感想です。今までの物語の説明的な部分や鬼は少なめの展開ですが、これから主人公たちに向かってこれまでしたことへのKARMA(業)が降りかかってくることへの導入の巻と言えます。本宮ひろ志先生じゃないですけど、引っ張れるだけ引っ張って書いた方が逆に気持ち良いです。これぐらいやらないと漫画じゃないですよ。最近すぐ打ち切りの漫画が多くて、これぐらいたっぷりと導入が使える漫画も少ないので、やるならやれるだけやってほしいくらいです。だからまた、次巻が楽しみなのと本格的にヤングキングを定期購読しようか迷ってきました。つまり、続きが読みたいのも正直な感想です。
ちなみにまだ『鬼門街』を読んだことがない人はこの第二部からはわけがわからないと思いますので、興味がある方は『鬼門街』の1巻から読むことをオススメします。物語の簡単なおさらいは前回のブログに書いてありますので、知らなくて興味のある方は戻って読んでみてください。
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そもそもなんでこんなに近所に本屋がなくなったのか考えてみる
やたら昔々というのはよくないですが、Bookがonだかoffが関東圏に出現し始めてから近所の個人店の本屋やローカルチェーンの本屋がちらほら潰れ始めて、Amazonの便利な宅配がトドメを刺したような現状が、今の本屋がない都心の外れの状態です。
だから、昔のように立ち読み禁止の近所のおばちゃん、おじちゃん本屋に頼むお手軽さは消えましたもんね。例えばマイナーな漫画でも口コミからローカルヒットして、どこにでも置かれているような状態になるようなことはもう昔なのかと、それがないからみんなが知ってる大ヒット漫画以外は逆にすぐ手に取れないめんどくささが起こっているのを痛感してしまいます。
そもそもBookのonかoff的な本屋がはじめ近所に出現する前から、この都心の外れのあまり土地柄が良くない場所の地元で、中学生の時に近所の本屋から万引きする同級生が売る格安の漫画を全巻揃える不届きものの同級生がいるという変な環境があってのBookのonかoffだかの出現でしたから、あっという間に近所の本屋は消滅しましたもんね。
今になってみるとああいう全巻万引き.comみたいな奴らとBookのoffだかonだかは最悪の組み合わせで、『鬼門街 KARMA』じゃないですけど、今本を買おうとしても店舗で買えないとてつもないKARMAに襲われているのを実感してます。今やそのBookなんとかでさえも本や漫画がなくなっているKARMAに襲われてますしね。
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響く福満しげゆき先生のあとがきの声
だから、福満しげゆき先生のあとがきでよく書かれている「この漫画買ったのその地域であなただけ」の文句が変に胸に響いてくるのが今の現状なのかと。だからと言って注文は今回だけにはしませんから、ボディブローにはならないと思いますが蚊の一刺し程度の痒みは継続すればいくらなんでも起こってくるはずですので。いや、その前に近所の有隣堂的な本屋でさえも潰れる可能性もあるかもと少し頭に過ぎりましたが、その考えはさらに都合が悪くなるので今は置いとくことにします。