音楽
『安アパートのディスコクイーン-トレイシー・ソーン自伝』(原題:Tracey Thorn Bedshit Disco Queen) この本を読んだのに特に大きな理由はありません。そもそも著者のアルバムはEverything But The Girlの『Walking Wounded』だけしか聴いたことがなく、か…
前作『As You Were』から『Why Me? Why Not.』までのおさらい 前作『As You Were』が2017年に発売されてから2年、早くも2019年の今年9月20日にニューアルバムの『Why Me ? Why Not.』が発表された。 元メンバーと組んだバンドBeady Eyeの失敗 リアムのオアシ…
シアトルの音楽シーンで名実ともにナンバーワンだったロックバンド、サウンドガーデンが1994年に発表した4thアルバムが『Superunkown』です。 このアルバムは1991年のニルヴァーナの大ブレイクから始まったグランジブームが陰りを見せる中発表され、初の全米…
1980年代にイギリスのマンチェスターから出てきたバンドThe Smithsのフロントマン、モリッシーがバンドを始める前の青春を描いた映画『イングランド・イズ・マイン』(2018)を観にジャック&ベティに行ってきました。公式サイトによると監督・脚本はマンチ…
ほぼ全編にわたって大音量のギターとそのフィードバックノイズで埋め尽くされて、その中で気が滅入るような日常や疎外感、絶望まではいかないけれど失望している現実、自己憐憫ではないけれど感覚の麻痺した倦怠感を口ずさみやすい甘いメロディーで静かに歌…
言わずと知れたイギリスを代表するバンド、ザ・ストーン・ローゼズ。元々はセカンドアルバムの『Second Coming』(1994)を先に買ってよく聴いていて、後からファーストアルバムの『The Stone Roses』(1989)を買ったんですけど、全然好きじゃなかった。音が薄…
この前ジョン・キューザック主演の映画『クロノス・コントロール』を観たせいで、過去に『ハイ・フィデリティ』(2000)という映画が同主演で上映され、観たことを思い出してしまいました。 内容は寂れた町のレコードショップを細々と営む主人公が恋人との同棲…
昔に購入して以来全く聴いていなかった伝説的なコンピ『No New York』を急に気になったので引っ張り出して聴いてみました。1978年にブライアン・イーノがニューヨークのパンク/アバンギャルドシーンの4組のバンドをオムニバスでまとめてプロデュースする形…
90年代のシアトルのグランジシーンが語られる際に必ず含まれているバンドの代表格はNirvanaを筆頭に、Soundgarden、Pearl Jam、Alice In Chainsなどがあり、それに付随した形で、Dinosaur Jr.、Sonic Youth、Pixiesなどのシアトル以外のバンドが語られる場合…
The Stone Roses 再結成からツアー後にバンドでアルバムを出すかと思っていたら、2曲発表しただけでおそらくまた解散してしまいがっかりしていたところで出されたフロントマン Ian Brown のニューアルバム 『Ripples』(2019)を聴いてみました。 前作の『My W…
以前ツイッターで元Oasisのリアム・ギャラガーが絶賛の全く聴いたことのないDMA'Sのセカンドアルバム『For Now』を遅ればせながら一聴してみた。 思い立ったら吉日、早速購入。まず日本盤のCDの帯にはオーストラリア、シドニー出身の3ピースバンドと書かれて…
今までちゃんと聴いてみたことがなかったが、最近歌詞に注意して聴いてみたら驚いた。ほとんどがの曲がドラッグソングにしか聴こえない。なんじゃこりゃです。 わかりやすい例で一番有名な「Smells Like Teen Sprit」にしても歌詞のサビに「Hello, Hello, He…