てんぴかソングブック

ポップカルチャーのレビュー中心です。やっと50記事超えたので、次は100記事目指します。

痛烈な社会批判の傑作 ついに公開【映画】『ジョーカー』完璧な悲劇であり、完璧な喜劇だった ホアキン・フェニックス主演を観た感想

『ジョーカー』ついに公開 今日は公開が決まってから楽しみにしていた映画『ジョーカー』をロードショーで早速観てきました。この映画の主演は現代最高の役者の一人であるホアキン・フェニックスで、監督脚本はハングオーバーシリーズの監督トッド・フィリッ…

どこの本屋に行ってもない!探してるのにない!つまりない!【漫画】『鬼門街 15巻』

『鬼門街 15巻』を探す小旅行へ行くも、、、 つい先日、『鬼門街 15巻』が発売されていたことを知り、今すぐ読みたいと思ってamazonではなくて近所の本屋へ、しかしない、有隣堂的な本屋で一応大手であるはずなのにない。『鬼門街』自体が全くない。 まあ、…

『ジョーカー』を見る前に観るべき代表作 【映画】『ザ・マスター』ポール・トーマス・アンダーソン監督脚本、主演ホアキン・フェニックス/フィリップ・シーモア・ホフマン

2012年に発表されたポール・トーマス・アンダーソン監督脚本の作品が『ザ・マスター』です。(監督は三大映画祭全てで監督賞を獲得していて、本作はそのうちの一つ) 主演はホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマンの二人になっています。また…

『ジョーカー』公開直前 ホアキン・フェニックスに慣れとけ【映画】『バッファロー・ソルジャーズ 戦争のはじめかた』

ジョーカー公開前に復習したホアキン・フェニックス主演映画 今日は映画『ジョーカー』公開前で、ホアキン・フェニックスの主演映画が観たくなって、2001年に公開された映画『バッファロー・ソルジャーズ 戦争のはじめかた』(原題:『Buffalo Soldiers』)を復…

リアム・ギャラガーの新作レビュー 『Why Me ? Why Not.』唯一無二の声とアメリカのソングライターチームの融合が導いた新境地のセカンド

前作『As You Were』から『Why Me? Why Not.』までのおさらい 前作『As You Were』が2017年に発売されてから2年、早くも2019年の今年9月20日にニューアルバムの『Why Me ? Why Not.』が発表された。 元メンバーと組んだバンドBeady Eyeの失敗 リアムのオアシ…

脳が疲れた人にオススメの似た者同士の対話劇 二人のデヴィッド 【映画】『人生はローリングストーン』

『人生はローリングストーン』(原題:The End of the Tour)は2015年に公開されたアメリカ映画です。 監督はジェームズ・ポンソルト(『いま、輝くときに』(2013)を観たことがあるくらいです)、主演は作家のデヴィド・フォスター・ウォレス役にジェイソン・シ…

早速観ました!つまらないのか!?ひどい借り物だらけの新世紀駄作映画の誕生 『アド・アストラ』の感想

『アド・アストラ』の意味って? 本日から封切りの映画『アド・アストラ』を近くのシネコンへ早速観に行ってきました。タイトルの意味はわかっていませんでしたが、映画館でトレイラーを観た時に面白そうなので、鑑賞しに行きました。 映画は原題『Ad Astra…

うめられない空白と沈黙の映画『Somewhere』ソフィア・コッポラ監督作品

『Somewhere』は2010年にソフィア・コッポラ監督脚本で公開された映画だ。そして、この作品はヴェネチア国際映画祭の最高賞にあたる金獅子賞を獲得している。 知っている人には彼女が『地獄の黙示録』や『ゴッドファーザー』で有名な監督フランシス・フォー…

SFの括りではもったいなさすぎる!もっと多くの人に読まれるべき小説『神狩り』(1974) 山田正紀

『神狩り』は1974年に山田正紀によって書かれたデビュー作で、日本のSF小説の古典と言われる作品らしいです。 らしいと書いたのは、そもそも山田正紀さんのことを全く知らなかったのと、日本の SF小説と言われるものを全く読んだことがなかったからです。海…

村上春樹のよく言う「何か」はあったのか ?映画『風の歌を聴け』(1981)を観て観ました

毎年毎年、なぜかノーベル賞ノーベル賞とメディアとハルキストと呼ばれる人たちと共に名前が連呼される作家、村上春樹氏のデビュー小説の実写映画『風の歌を聴け』(1981年公開)を観て観ました。 映画の主人公の「僕」は役者の小林薫、親友の「鼠」役はポップ…

秋に観るのがぴったりな焼き芋映画『インクレディブル・ハルク』(2008)

公開当時に観てまあまあ面白かったなあと印象は残っていたが、内容について全く覚えていなかった映画『インクレディブル・ハルク』(2008)をあらためて観た感想を書いてみたいと思います。 映画は『トランスポーター』1、2を監督したフランス人監督のルイ・…

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』タランティーノ最新作 中年の危機に絡み合う複数のあらすじの感想

金曜の夜に暇だったので、クエンティン・タンランティーノ監督脚本の最新作『ワンスアポンアタイムインハリウウッド』(原題:Once Upon A Time In Hollywood)を家の近所のシネコンで観てきました。 内容はレオナルド・ディカプリオ扮する西部劇のTV俳優とブ…

ベルセルクの三浦建太郎 最新作 漫画『ドゥルアンキ』ヤングアニマルZERO【2019年9月9日】を読んだ

今現在の漫画界において唯一と言っていいでしょうが、一切の制約のない世界最高峰のダークファンタジー漫画『ベルセルク』の作者三浦建太郎先生が新連載『ドゥルアンキ』を始めました。 白泉社が新たに立ち上げた雑誌『ヤングアニマル ZERO』の創刊号の目玉…

この世にあるのは全て自分の幻想だけ 映画『パラノイドパーク』(2007)ガス・ヴァン・サント監督作品

映画『パラノイドパーク』は2007年にガス・ヴァン・サント監督・脚本(『グッド・ウィル・ハンティング』『エレファント』)によって公開されたアメリカ・フランス映画です。カメラマンはウォン・カーウァイ監督作品でお馴染みのクリストファー・ドイルと中国…

グランジのおすすめロック名盤 Soundgarden(サウンドガーデン)『Superunknown』(1994)

シアトルの音楽シーンで名実ともにナンバーワンだったロックバンド、サウンドガーデンが1994年に発表した4thアルバムが『Superunkown』です。 このアルバムは1991年のニルヴァーナの大ブレイクから始まったグランジブームが陰りを見せる中発表され、初の全米…

本当におもしろい漫画のおすすめ『就職難!!ゾンビ取りガール』福満しげゆき

『就職難!!ゾンビ取りガール』は『僕の小規模な生活』や『妻に恋する66の方法』などのエッセイ漫画の大家である福満しげゆき先生が『生活』の次に描いた本格ストーリーゾンビ漫画です。 内容は「無害なゾンビが街を徘徊する日本。零細ゾンビ回収会社に勤め…

本当におもしろい漫画のおすすめ『生活』福満しげゆき

この作品『生活』(2010)は『僕の小規模な失敗』や『うちの妻ってどうでしょう?』などのエッセイ漫画で有名な漫画家の福満しげゆき先生が描いた本格ストーリーバトル漫画です。 内容はスマホや監視カメラが街を覆い尽くしている一億総監視社会になった現在の…

全ての女性に贈る!?全ての女性の幻想を壊す!?映画『タリーと私の秘密の時間』

『タリーと私の秘密の時間』(原題:Tully)は2018年にシャリーズ・セロン主演、ジェイソン・ライトマン監督で公開された映画です。 内容は、2児の母親として家事と育児に追われた疲れた中年女性が、新たに3人目を妊娠して疲れ切った状態で始まります。そして…

幸せってなんだっけ!?ある種のホラー映画 『マイレージ、マイライフ』の虚構

『マイレージ、マイライフ』(原題:Up in the Air)は2009年にジョージ・クルーニー主演で公開されたジェイソン・ライトマン監督の作品。 内容はリストラ宣告代理人として主人公が、雇用主の会社の代わりに従業員に対してクビを宣告する仕事で常に飛行機で全…

これぞ理想の生活か!?リアルサバイバー『洞窟オジさん』加村一馬 著

この本は、昭和34年の13歳から43年間人里離れひとりぼっちで自給自足生活をし続けた加村一馬さんの数奇な人生を振り返ったものです。 このひとの存在は、ちょうど15年前ぐらいにテレビ朝日の朝の番組で、40年以上山の中で自給自足で生活していた人が捕まって…

『ヤング≒アダルト』セックス・アンド・ザ・シティ好きには痛すぎる内容の映画

『ヤング≒アダルト』はジェイソン・ライトマン監督、シャリーズセロン主演で2011年に公開された映画。 内容は地元の田舎から都会のミネアポリスに出て、作家兼ゴーストライターとしてそこそこ成功しているアラフォーの37歳の独女が主人公で、家族がいる学生…

およそ4ヶ月ぶりの漫画ベルセルクの待望の最新話【第359話 障壁】【2019年8月23日】

2016年ごろに白泉社の社長になったジャンプの伝説の編集長Dr.マシリトこと鳥島和彦と三浦建太郎の対談からおよそ3年の月日が流れた。 確かヤングアニマル誌上でしていたあの対談で、雑誌が毎月第2・第4金曜に発売されているので、その1ヶ月ごとで2週分…

写真では語られないあるカメラマンの回想録『The Shoot Must Go On』鋤田正義・著

本書は表紙にもなっているDavid Bowieとの一連の仕事で知られているカメラマンの鋤田正義さんのこれまでの人生を振り返るインタビュー形式の回想録です。 内容は、2011年の震災から戦後の幼少期へ想いを巡らせて、大阪での下積み、会社員時代、独立、ニュー…

『ダンス ウィズ ミー』新作ミュージカル映画でやっちまったなー矢口監督

今日は8月16日に公開されたばかりの矢口史靖監督(『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』『ハッピーフライト』)、三吉彩花主演の『ダンス ウィズ ミー』を近くのシネコンに観に行ってきました。 矢口監督の映画は今まで全て観ておりまして、今回はミ…

『マイ・プライベート・アイダホ』ガス・ヴァン・サントのポートランド三部作の最後が示す「道」

『マイ・プライベート・アイダホ』はガス・ヴァン・サント監督の三作目の映画です。処女作の『マラノーチェ』、第二作の『ドラッグストア・カウボーイ』に引き続きオレゴン州ポートランドが舞台の映画で1991年に公開されました。 映画ではナルコレプシー(居…

ガス・ヴァン・サント『ドラッグストア・カウボーイ』の終わらない無常観

前の日にガス・ヴァン・サントのデビュー作の『マラノーチェ』を観たせいで、第二作の『ドラッグ・ストア・カウボーイ』(1989)も観ることに。うろ覚えだったので今の視点で確認してみようと思ったのでまた鑑賞しました。 映画冒頭から車好きの監督はやってく…

ガス・ヴァン・サントの処女作『マラノーチェ』監督の全てがある映画

ガス・ヴァン・サント監督(『グッド・ウィル・ハンティンング』、『マイ・プライベート・アイダホ』)の映画はほとんど全て観ていて、この処女作の『マラノーチェ』(1986)だけは全く観たことがなかったのでいつも通りDVDで購入して観ることにした。 内容は、…

『押井守の人生のツボ』新刊で著者初の人生相談本を読んで感じたこと

特に映画を観ているわけではないですが、代表作『攻殻起動戦隊』で有名な押井守監督の書いたエッセイ/インタビュー集を読むことが好きなので、今回出た新刊も買ってすぐに読みました。 いつも読んでいるときは身につまされるような言葉が多いので、「ああ〜…

【第三回】半年間一度も乗らずにいたらロードバイク乗りはどうなったか!?

前回はパワーメーターの使い方がわかっておらず、セーターヾノ ;-д`)チャゥチャゥ…いやデータが全くあてにならずにこれまでの二回がプラマイゼロになってしまってメンゴメンゴ(*;´□`)ゞゎりぃゎりぃ!! 今日はこれまでというか半年前までやっていたペダリングドリル…

本当におもしろい漫画のおすすめ『大相撲SF超奇伝 五大湖フルバースト』&『えんこうさん』西野マルタ

今回リイド社(ゴルゴ13のさいとうたかおの出版社)より7月に単行本が発売されていたことを知って、急いで購入した漫画が西野マルタ作の『えんこうさん』です。貪るようにして読みました。 内容は「相撲と河童」を軸に書かれた三つの短編をまとめた単行本です…

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